転職活動|まずは基礎知識のチェック
初めて転職活動を行う際は、いったいどのように進めればよいのかが分からずに困ってしまうこともあるのではないでしょうか。転職活動をスムーズに進めるためにも、就職活動との違いや転職活動にかかるおおよその期間を事前につかんでおきましょう。ここでは、転職活動を始める前に押さえておきたい基礎知識を解説します。
就職活動との違い
就職活動と転職活動の大きな違いは、求められる人物像にあります。新卒者を対象とした就職活動ではポテンシャル採用が主流であり、人間性や入社に対する熱意のほか、潜在能力や将来性などが重視されます。一方、社会人として一定の経験を積んできた方を対象とする転職活動では即戦力が求められる傾向にあるため、実務経験や身につけているスキルなどが問われます。
転職を成功させるには、社会人生活を通じて培ってきた経験やスキルなどが応募先企業でどう活かせるのか、どのように貢献できるのかを伝えることが重要です。業種や職種によっては、専門的な資格が求められる場合もあります。求人情報や企業のWebサイトなどをよく確認し、企業が求める人物像・スキルを明確にしましょう。
転職活動期間のおおよその目安
転職活動を開始してから入社にいたるまでの目安は、一般的に約3ヵ月~約6ヵ月と考えられています。転職活動には大まかなステップがあり、おおよその期間は以下のとおりです。
自己分析、キャリアの棚卸し:約1週間
情報収集:約1週間
書類作成、応募 :約2週間
選考、面接:約1ヵ月
内定、退職、引き継ぎ、入社:約1ヵ月
自己分析から応募までの「転職準備期間」には、おおよそ1ヵ月を要します。選考を突破して入社するまでに、おおよそ2ヵ月かかると認識しておきましょう。
転職活動の進め方|7つの基本STEP
まずは基本的な転職活動の流れを紹介します。転職活動にはさまざまな段階がありますが、大きく7つに分けられるのが特徴です。事前準備から入社まで必要な手続きが複数あるため、ひとつずつ順番にクリアしていきましょう。
STEP1|事前準備
「新しい環境で仕事をしたい」と考えるようになったら、転職活動の事前準備を始めましょう。事前準備をしておくと、転職を決意してからスムーズに行動へ踏み切れます。具体的には次のような項目です。
転職軸の設定
キャリアの棚卸し
強みの把握
情報収集
自己分析や情報収集にかけた労力に応じて、転職活動の進行スピードも変動します。事前準備は手を抜かずに進めたいステップのひとつです。
STEP2|企業選定
転職活動で求める条件が明確になったら、自分と相性のよい企業を探します。まずは条件を満たす求人を探し、そのうえで企業に関する情報を集めるのがおすすめです。入社直後から活躍するには、企業研究や業界研究が欠かせません。情報の集め方は、以下を参考にしましょう。
求人情報の集め方
求人サイト
転職エージェント
企業ホームページ
ハローワーク
業界情報の集め方
転職エージェント
ビジネス雑誌
業界研究本
業界団体資料
転職エージェントを活用すれば、求人情報・業界情報のいずれも効率的に集められます。特に転職エージェントは企業内部の情報も把握しているため、詳しく情報を知りたい方におすすめです。
STEP3|応募
事前準備によって応募する求人を見つけたあとは、応募に向けた準備を始めます。求人に応募する際には、履歴書に加えて職務経歴書が必要です。書類をまとめて企業に提出し、書類選考を突破しましょう。
企業側は採用人数を確保した時点で募集を終了します。応募すべきか迷う時間が長くなると、採用枠が埋まってしまいかねません。よい条件だと思う求人を見つけたら、早めの応募をおすすめします。
応募書類は、企業が応募者とのマッチングを判断する際の重要なアイテムです。自身のアピールポイントと企業ニーズを照らし合わせ、魅力が伝わる内容にまとめましょう。
STEP4|面接
応募書類で選考を通過できれば、次は面接選考が控えています。面接は、転職活動の山場ともいわれる重要なステップです。企業によって設けられている面接回数は異なりますが、2回〜3回程度を目安に準備を進めましょう。面接官は企業の現場担当社員や人事など、面接フェーズごとに異なります。
ポイントは「企業が求める人物像にマッチしている」とアピールすることです。面接をクリアするには事前対策が欠かせません。模擬面接を受けるなどして対応力を磨き、本番で堂々と話せるよう準備しましょう。
STEP5|内定
面接を突破したら、入社が目の前に見えてきます。企業から内定連絡が入るため、入社するかどうかの最終的な判断を下しましょう。改めて転職先の企業が希望条件と一致しているかを確認するとともに入社日もチェックし、問題なく入社できるかどうか確かめましょう。
内定連絡を受けたあとは、企業側に入社意思を伝える必要があります。入社を保留にする場合や辞退する場合もきちんと伝えましょう。入社を決めた場合には内定承諾書を返送します。企業によっては内定者懇親会が行われる場合もあるため、参加可否を問われた場合には回答しましょう。
STEP6|退職
転職先企業への入社を決めたら、現職の企業を退職する必要があります。具体的な退職日としては、1ヵ月~2ヵ月程度を目安にするのがおすすめです。法的には退職日の2週間前までに退職の旨を申告するよう定められていますが、後任探しや引き継ぎなどを考慮すると、2週間では時間が足りないケースもあるため注意しましょう。
円満退職を望む場合には、スケジュールに余裕をもって退職の意思を伝えるのがポイントです。現職でお世話になった方には、退職前に忘れずあいさつしましょう。
STEP7|入社
空白期間を設けずに入社する場合、特別な手続きは不要です。ただし現職を辞めてから新しい会社へ入社するまでに期間が空く場合、必要になる手続きがあります。具体的には以下のものです。
健康保険の切り替え
国民年金への切り替え
入社する企業から以下の書類を要求されるケースもあります。
雇用保険被保険者証
源泉徴収票
年金手帳
企業によって用意する書類は異なりますが、入社後すぐに提出を求められることもあるため、企業側に必要書類を確認しておきましょう。
Web面接あるけど自宅で受けられない!そんなときに最適な場所を紹介!
コロナウイルスの流行以降、就職活動の面接は対面ではなくWebで実施する企業も増えてきています。
しかし、自宅のインターネット環境があまり良くない、または予定の合間に面接を受けるため自宅に戻る時間がないなど、さまざまな理由で自宅からWeb面接を受けられない方もいると思います。
そんなとき、どのような場所でWeb面接を受けるのが良いのでしょうか。
本記事では、Web面接の良い環境の条件と、具体的にどんな場所で受ければ良いのかを解説します。
【Web面接の場所】良い環境の条件
Web面接を自宅で受けられないとき、どのような場所で受けるのが適しているのでしょうか。
就職活動の面接は、第一印象がとても重要です。
たとえ良い話ができたとしても、電波が途切れてしまったり、暗くて表情が見えにくかったりすると相手にマイナスな印象を与えてしまいます。
採用担当者に良い印象を与えるためにも、環境を整えたうえで面接を受けるのがおすすめです。
ここからは、Web面接の良い環境の条件をお伝えします。
面接が苦手な人は必ず質問集を使って対策しよう!
「なかなか面接が通らない」
「面接で何を聞かれるのかがわからず不安」
面接対策について、このような声を多くいただきます。
みなさんは面接対策のときに、 面接質問集は活用しているでしょうか?
「面接が得意だ」という方の多くは、 面接でどんなことが聞かれるのかをしっかり把握しているのです。
明るい
画面越しの明るさで顔の印象が決まります。
面接は第一印象が重要だとお伝えしましたが、第一印象を良くするためには笑顔や表情がポイントです。
特に接客業や営業職など、業務の中で多くの方とコミュニケーションが必要な仕事を志望している方は、話の内容と同じくらい表情や話し方が重要です。
暗すぎると表情が見えにくくなってしまうので、あなた自身も暗い人だと判断され、選考結果に影響を与える可能性があります。
画面が暗いと感じたら、パソコンの設定から明るさを変える、または直接顔にライトが当たるようにセッティングしましょう。
また、事前に1人で面接用のURLに接続し、自分が相手にどのように見えているのかチェックできると良いです。
静か
雑音は気が散ってしまう原因になるため、静かな環境で面接を受けましょう。
周囲の雑音が入ってしまうと、自分自身が面接に集中できなくなります。
特に志望度の高い企業の面接では緊張するかもしれませんが、雑音と緊張が相まって、自分の話したい内容が飛んでしまうことも考えられます。
その結果何を話しているのか自分でもわからなくなり、本来の自分の力が発揮できないかもしれません。
またイヤホンを使って相手の声を聞き取っていたとしても、マイクが自分の周囲の雑音を取り込んでしまう可能性もあります。
その結果、面接官が自分の声を聞き取りにくいと感じることもあるため、相手にあまり良い印象を与えません。
マイクを近づけて、自分の声がはっきりと聞こえるように発言しましょう。
回線が良い
通信状況によってはまったく面接が受けられないことも考えられるため、インターネットの環境が良い場所を選びましょう。
万が一面接が実施できなかった場合は再度日程調整になりますが、企業にも迷惑と手間がかかってしまいます。
新卒採用の担当者は時期によっては非常に忙しいため、日程が大幅に後ろ倒しになる可能性があります。
一般的に面接は早い日程で受けたほうが有利なので、できれば避けたいところです。
さらに、きびしい企業では面接の再チャンスをもらえない可能性もあります。
最悪の事態を防ぐために映像、音声ともに問題がない程度の回線速度の環境を準備しましょう。
無線LANは突然通信状態が不安定になる可能性もあるため、できれば有線LANを使えると安心です。
【Web面接の場所】最適な場所
ここまでをまとめると、Web面接は明るさ・静かさ・安定した回線がある場所で受けられると良いでしょう。
しかし、自宅以外でこの環境がそろっているところは、あまり思いつかないかもしれません。
ここからは具体的にどういった場所で面接を受けたら良いのかをご説明します。
基本的には自宅で面接を受けるのが望ましいです。
しかし、面接の時期に家の周囲で工事が始まってしまった場合など、以下で紹介する施設をうまく活用しましょう。
大学
大学であれば、インターネット環境が整っている場合も多いです。
日常的に多くの学生が一斉にインターネットを接続しているため、高速で安定性も高い環境が整備されています。
また、大学によってはキャリアセンターにWeb面接用のスペースが準備されていることもあります。
面接は授業と授業のすきま時間に行われることもあるので、自分の大学にそのようなスペースがあるか、事前に調べておくことがおすすめです。
コロナの影響もありWeb面接が増えているので、学生のために面接ブースを用意している大学も多くあります。
周囲の友人などに聞いてもわからなければ、学生課やキャリアセンターに問い合わせて確認しましょう。
ただし予約必須な場合が多く、さらに利用したい学生も多いため、予約が取りにくい可能性もあります。
面接の日程が確定したときに、すぐに場所を確保しましょう。
レンタルスペース
主に都心エリアでは、面接向けに提供されているレンタルスペースが多数あります。
最近はテレワークの普及もありレンタルスペースの需要も高まっているので、用途や場所に合わせて幅広いタイプから選べます。
1時間単位で利用ができ、安いものだと1時間数百円から貸し出されているので、学生にも優しい価格設定です。
1人用の個室を借りられるので、周囲の音が入ることはありません。
またほかの人にも自分の話は聞こえないので、安心して会話ができます。
レンタルスペースを借りる際は、事前にネット環境の有無など調べておく必要があります。
Webサイト上で予約する場合、インターネットの有無や速度も記載があるところも多いので、事前に確認しておきましょう。
駅中のワーキングスペース
駅の改札口付近に設置されている、最近増加中のワーキングスペースも面接におすすめの場所です。
個室型ブースが多く、15分単位で借りることが可能です。
金額は数百円からなので、学生も気軽に利用ができる場所と言えます。
事前に会員登録しておくことが必要な場合もあるので、借りたいと考えている方はあらかじめ登録しておきましょう。
ブースが1つしか設置されていない駅もあるので、利用したい駅ではすでに予約が埋まっている可能性もあります。
面接の日程が決まったらすぐに予約を入れましょう。
また、次の予約が入っている場合は時間を過ぎる前に退室する必要があるため、予約時間には注意が必要です。
予約時間が近づくと終了のアナウンスが流れることもあるので、面接に影響がないようにしましょう。
ホテルのデイユース
良い環境で面接を受けるためには、ホテルのデイユースも利用可能です。
コロナの影響があり、このようなサービスを始めたホテルも増えています。
泊まらなくても日中の時間帯に使うことができるので、特に重要な面接を控えているときは、このプランも有効活用しましょう。
ホテルなので防音効果も高く、途中で誰かが入室してくる可能性も低いので、集中して面接を受けられます。
ネット環境はホテルによって異なるので、予約をする前に確認をしましょう。
ただし、デイユースはほかの場所よりも少々割高です。
ホテルのランクにもよりますが、安いプランでも数千円は必要です。
また、デイユースのプランがないホテルも多々あるので、場所によっては利用が難しいかもしれません。
面接のバッグは何で行くのが正解?選び方やマナーなどを解説!
書類選考を通過し、いよいよ面接を受けるとなった際「どのようなバッグを持っていったら良いのかわからなくなってしまった」経験があるかもしれません。
学生がよく使うのは、教科書などのたくさん入るリュックサックでしょう。
しかし、面接ならばやはりビジネス用のバッグを用意したほうが良いのでしょうか。
仮にマナーがあるのであれば、事前に知っておいて本番で恥をかかないようにしたいものです。
この記事では、面接に持っていくバッグにまつわるさまざまな情報を解説しています。
面接前に万全の準備をしておきたい就活生は、ぜひ参考にしてください。
【面接のバッグ】選び方
面接で会場となる企業などを訪れるのであれば、きちんとしたビジネス用のバッグを購入して準備しておくのが良いでしょう。
なぜならば、バッグも身だしなみの一部として見られているからです。
そして、ビジネス用のバッグは男女それぞれに選び方というものがあります。
まずは、バッグを選ぶ際に気をつけたいポイントから学びましょう。
ここでは、男女で異なるポイントや、共通するポイントについて解説します。
バッグを購入する際の参考にしてください。
色
プライベートで用いるバッグとは異なり、ビジネス用のバッグはなんでも好きな色を選んで良いというわけではありません。
ビジネスの場で相手に好印象を与えられる色は限られています。
多くの場合、男性は就活で革靴を履いているでしょう。
男性のバッグは、その革靴と同じ色を選ぶと統一感が生まれ、印象が良いとされています。
一方で、女性の場合は黒のヒールがほとんどです。
そのため、無理に靴と合わせてバッグの色を選ぶ必要はありません。
具体的な色で言えば、男女共に落ち着いた黒・茶・紺色などが望ましいです。
逆に言えば、カラフルな色味であったり目立つ柄がついていたりしているものは、あまり良い印象にはなりません。
基本的に、派手過ぎないものを選べば問題はないと考えて良いでしょう。
素材や大きさ
素材や大きさも、ある程度決まっているものと考えて差し支えありません。
素材は、長く使うことも考えると手入れ次第で長持ちする革製のものが良いです。
ただし、革製のものがすぐに用意できないのであれば、ナイロン製のバッグでも問題はありません。
大きさに関しては、A4の書類が入る程度のものが良いでしょう。
企業から渡される書類の多くはA4で企画が統一されています。
また、自分が持ち込みする履歴書などの書類も、多くの場合はA4サイズを基準に用意するからです。
そして、女性の場合はもう1つ気にするべきポイントがあります。
それは、化粧道具のことです。
面接直前に化粧直しをして身だしなみを整えるため、メイク用品を持ち歩く女性は多いでしょう。
そういった小物もしっかり収納できる大きさのバッグを選んで買うのが望ましいです。
形状
次は、ビジネス用のバッグとしてふさわしい形状について見ていきましょう。
面接に持っていくバッグは、自立できる形状のものが良いです。
面接の間、足元に置いておく際、パタパタと倒れるようでは印象が悪くなってしまいます。
スマートに選考を受けるためにも、底の部分が広く、そのまま立てておけるものを選ぶと良いでしょう。
男性であるならば、片手で持ち運べる手提げタイプのバッグが最適です。
女性の場合、肩に掛けるタイプのバッグになります。
肩掛けの場合も、肩ひもが長いショルダーバッグのようなものではなく、トートバッグのように持ち手が長めに取られているものがベストです。
長い肩ひもが始めから付属しているものもありますが、就活で用いる際はなるべく使用しないほうが無難でしょう。
機能面
就活で利用したバッグは、多くの場合就職してからもしばらく使い続けることになります。
したがって、機能面でも使い勝手の良いものを選びたいところです。
基本的な収納容量に加え、バッグの内部に内ポケットが付いているものであれば、必要に応じてペンや目薬といった小物を取り出しやすくなります。
面接の前後は、選考後の流れを説明される場合など、とっさにメモを取らなければならないことも少なくありません。
取り出しやすい位置にペンやメモ帳を入れられる機能は役に立つでしょう。
また、バッグの口はマグネットなどで留めるタイプでなく、ファスナーで口を閉じられるタイプのほうが便利です。
ファスナーで閉められるものであれば、バッグが倒れてしまったときや、電車の網棚に置いたとき、中に入れた物が出てくる心配はなくなります。
【面接のバッグ】マナー
就活においてたくさんの守るべきマナーがあるように、面接にバッグを持ち込む際も、守るべきマナーなどはあるのでしょうか。
結論として、面接会場にバッグを持っていくうえで押さえておくべきマナーは存在します。
これが守れていないと、せっかく機能的でシンプルな良いバッグを用意しても、思わぬマイナスのイメージにつながりかねません。
面接にバッグを持ち込む際のマナーをしっかり理解して、志望先に失礼のないようにしましょう。
面接会場に近づいたら
面接は、会場に近づいたときから始まっていると考えて損はありません。
特に、面接会場に入るときは、すでに身だしなみやマナーを見られている意識で臨むのが無難です。
会場に近づいた時点で、肩から掛けていたバッグも手持ちに切り替えましょう。
これは男女どちらにも言えることです。
直立した際、男性は片手で体の横に、女性は両手で体の前にバッグを持ってくるようにしましょう。
男性の場合、普段はショルダーベルトを装着して、肩からバッグを掛けている人もいるかもしれません。
そのような場合も、ショルダーベルトは一度取り外してバッグの中にしまい、面接会場の近くでは取り出すのを控えましょう。
このときにショルダーベルトを適当に入れてしまうと、はみ出たり書類の出し入れの際に飛び出してきたりしかねないため、きちんと綺麗に入れるのが大切です。
面接中
面接会場に入るときも大切ですが、もっとも大切なのは面接中のマナーです。
この間、バッグを目立たせたり、邪魔になったりしないように気をつけなければなりません。
面接中は、バッグは基本的に自分が座る椅子の横に立てて置きます。
このとき、企業によっては別個に指示がある場合も多いです。
面接官、あるいは案内を担当した人からバッグに対するなんらかの指示があった場合は、それに従いましょう。
また、バッグは膝の上で抱えたり、机の上に置いたりしないようにすることが重要です。
中のものを取り出す必要があるときだけ持ち上げ、それ以外は原則床や指示通りの場所に置いておきましょう。
もしも面接中にバッグが倒れてしまったら、話の流れを切らないタイミングで「失礼しました」と声かけして、位置を直すことも可能です。
【面接のバッグ】注意点
ここまでで、面接に持っていくためのビジネスバッグの選び方や当日のマナーについてはわかりました。
それでは、バッグに関してほかに注意するべき点などはあるでしょうか。
ここからは、バッグ選びで気をつけることや、当日忘れずに留意しておきたいポイントの解説をしていきます。
一見面接の可否にはあまり関係のなさそうなバッグですが、さり気ない部分が強く印象に残るものです。
これらをしっかり理解して、面接当日にバッグで印象を悪くしないようにしましょう。
目立つバッグはNG
面接で用いるバッグは、個人のおしゃれアイテムとしてのバッグではありません。
これは、あくまでもビジネス用のバッグです。
バッグのみならず、ビジネスで用いる小物は、使用者個人の満足度よりも相手を不快にさせないことが優先されます。
つまり、バッグ選び1つにもTPOに従った常識やマナーが求められるのです。
特に、面接では目立つバッグを選ぶのは得策ではありません。
ロゴが大きくプリントされたブランド物や、鮮やかで派手な色、特殊な形状などの特徴があるバッグは避けましょう。
企業側は、持ち物から就活生の常識や協調性も判断しています。
まずは選別される側であると自覚し、状況に合わせた慎みのあるバッグ選びをすることが大切です。
バッグを持って行かない
すでに郵送などで必要な書類を先方に送ってしまっている場合「特に持ち物はない」というケースもあるかもしれません。
しかし、そのような状況でもバッグを持っていかないのは好ましくありません。
何も持ち物がなくとも、バッグは必ず持って行くべきです。
こちらから提出する書類がなくとも、企業側から書類を渡される可能性もあります。
向こうから渡された書類をそのままむき出しで持ち帰ったり、くしゃくしゃにしてポケットに入れたりするのは非常識な行為です。
なかには守秘義務の発生する内容が記載された書類や、後日必要事項を記入して提出しなければならない書類もあるかもしれません。
そういった書類を綺麗なまま持ち帰るためにも、バッグは持っていく必要があるのです。
バッグは1つで
上記の観点から、面接にバッグは必ず持って行くべきです。
しかし、メインのほかにサブバッグを用意するなど、やたらとたくさん持っていけば良いというものでもありません。
あまりに荷物が多いと置くスペースに困るなど、応募先の企業にも迷惑がかかってしまいます。
身の回りのものはさっぱりと小綺麗にまとめ、持って行くバッグは1つに絞りましょう。
一方、なかにはほかにも選考を受ける予定があったり、遠方から来たために宿泊用の荷物があったりして、荷物が増えてしまう人もいるでしょう。
そのように、もし荷物が多くなってしまう場合には、最寄り駅のコインロッカーなどを利用して、なるべく手持ちの荷物を減らすことが大切です。
まずは1つのバッグでも済むような容量の大きいものを選ぶこと、収まりきらない場合は外部に預けることも視野に入れておきましょう。
「私服でお越しください」と言われた際の適切な服装とは?
説明会・面接の服装に「スーツ」を指定しない企業もある
就職活動に備え、皆さんリクルートスーツを新調していることでしょう。
しかし実はすべての説明会、面接でスーツが求められるわけではないのです。
企業によっては、「スーツではなく、私服でお越しください」と指定してくることもあるのです。
このようなとき、「私服なら楽だし良いな」「指定もないことだし、いつも通りの私服を着て行こう」と安直に考えてしまうのはNGです。
大前提として覚えておかなくてはならないのが、ここでいう私服とは「仕事をするにふさわしい恰好」すなわちオフィスカジュアルを指していることが一般的だということです。
私服だからといって、いつも通り破れたジーンズを履いて行ったり、パーカーを着て行ったりしてしまうと思わぬ減点を受けてしまいます。
「私服だからといってこのような服装で来るなんて......。ビジネスマナーがわかっていないのだな」と思われてしまわないよう、対処法をしっかりと学んでおきましょう。
私服を指定する企業の意図は
学生の緊張をほぐすため
私服を指定する企業は、学生の緊張をほぐす意図があります。
就活をはじめるにあたって、学生はスーツやオフィスなど、普段と違う環境に対して緊張してしまいがちです。
過度に緊張してしまっては、学生も本来の強みを見せることができない上、企業側も学生の人柄を知ることができません。
このような事態を防ぐために、企業は学生に対して私服を指定するのです。
社員も私服で出勤するため
私服を指定する企業は、社員にもオフィスカジュアル等の私服を指定している可能性があります。
近年では、業務内容によってはオフィスカジュアルや、さらにカジュアルな私服での出勤を推奨する企業も増加してきました。
そのため、社員が私服で出勤する会社も少なくはないのです。
企業側が私服なのに対し、学生がスーツだとアンバランスな印象ですね。
逆も然りです。
このように、企業の事業内容や業務内容によっては社員が私服だからという理由で学生に私服を指定している場合もあります。
学生の個性を知りたいため
ベンチャー企業などに多いのが、学生の個性を見たいという理由です。
最近設立した企業や、成長過程で勢いのある若い企業などは、学歴や経歴よりも個性や熱意を重視する傾向にあります。
そのため、学生の個性を表す私服に着目しているのです。
ベンチャー企業などの場合、先の2つの意図よりもさらにカジュアルな私服でかまいません。
オフィスカジュアルなどよりも、普段通学に着ているような服装でも浮くことはありません。
わざと目立つ必要はありませんが、気張らずに服装を選んでください。
「私服でお越しください」の真意は何なのか?
その1
企業がスーツでなく、私服での来社を促してきた場合「服装も含めその人の人間性を評価しよう」という意図が含まれていることがあります。
上述のように、面接という特殊な場にカジュアルすぎる格好で臨んでしまうと「場面にあわせて服装を選ぶこともできないのだな」とみなされてしまうでしょう。
また汚れやシワが目に付く服装で行くと、「ガサツな性格で、細部まで気を回すことが出来ないのだな」という烙印を押されてしまう可能性もあります。
企業は莫大な資金を費やして採用活動を行っているので、あなたの言動や人間性を隅々まで吟味し、その上で合否を決めたいのです。
そのためあえて私服での来社を促し、このようなポイントを観察している可能性があるのです。
その2
私服での来社を促された場合、就活生をリラックスさせることが真意であることも有り得ます。
面接という特殊な環境に慣れている就活生はほとんどいません。
誰もが緊張するものであり、人によっては緊張で頭が真っ白になり固まってしまう人もいます。
そのような中で自身の魅力を100%伝えることは難しく、伝えたいことを伝えきれずに面接が終わってしまうことは往々にしてあるのです。
企業にとっては、優秀な人材を確保するために採用活動を行っているのであり、その見極めを行うために実力をしっかりと伝えてほしいと面接官は考えています。
そのためスーツではなくあえて私服を指定し、少しでも緊張をほぐし実力をしっかりと出し切ってもらい、その上で合否を判断しようと考えている可能性もあるのです。
ただしそうは言っても社会人としてのマナー、モラルを疑われるような恰好はもちろんNGです。
場をわきまえ、その場に合った服装を選ぶようにしましょう。
「私服でお越しください」の対処法は?
ほとんどの場合は「私服でお越しください」と言われた場合でもスーツを着ていく就活生が多いでしょう。
最も無難な選択だからですね。
しかし中にはオフィスカジュアルを理解し、場に適したスーツ以外の服装で就活をしている学生がいるのもまた事実です。
もちろん業界によっても、いざ説明会に行ったら言われた通りほとんどの人がオフィスカジュアルの格好で参加していたり、一方で他の説明会ではスーツの方が多かったりということもありえます。
大事なことはその場にふさわしい格好、相手に失礼のない格好をして参加することです。
襟付きのシャツ、ジャケット、ジーンズや短パン、露出の多い服装などは避けるといったことに気をつければ「私服でお越しください」と言われた説明会や面接にもうまく対処できるでしょう。
これだけで印象が変わる?就活中におすすめする髪型とは?
男性のポイント:「清潔感」が大切
長髪・寝癖・茶髪NG
全て清潔感を損なってしまうので、NGです。
髪の立てすぎはNG
多少のワックスはつけても大丈夫です。 しかし、髪を立てすぎるとカジュアルな印象を与えかねません。 就活の場、特にリクルートスーツを着用しているときには似合いません。
もみあげが耳にかかるのはNG
普段あまり気にかけることのないもみあげや襟足も就活では短く整えたほうが清潔感を引き出せます。 ビジネスの場に長いもみあげや襟足は不向きです。 長さの目安は、もみあげは耳にかからないこと、襟足はワイシャツのカラーにかからないことです。
では、男性は具体的にどのような髪型が好まれるのでしょうか?
女性のポイント:髪で顔を隠さない!
茶髪NG
少しの茶髪もいけません。就活でOKな髪色は、黒あるいは地毛のみです。
額と眉毛を出す
前髪を持ち上げて内側にヘアスプレーをかける
前髪を斜めになでつけて整える
髪の表面に再度ヘアスプレーをかける
このステップを習得して、就活前髪を作れるよう、練習してみましょう。
耳を出す
ダウンスタイルで就活に臨む場合でも、必ず全ての髪を耳にかけ、耳を出すようにしましょう。
長い髪は束ねる
いくら手入れされている髪でも長いと不潔感を与えてしまいます。 また、お辞儀をするたびに髪を直さなくてはいけないため、印象が悪くなってしまいます。
毛先の痛みはNG
どのようなヘアスタイルでも毛先を隠すことは不可能です。 就活が始まる前に、傷んでいる髪は切るなど、手入れを行いましょう。
では、女性は具体的にどのような髪型が好まれるのでしょうか?
御社と貴社の違いとは
「貴社」と「御社」両者ともに相手企業をあらわす尊敬語です。
同義語ですが、それぞれ使う場面で違いが生まれます。
「貴社」はエントリーシートを書くときなど、文章の中で使用します。
一方、「御社」は面接で話すときなどに使用されるのが適切な使用法です。
ここで補足ですが、自分の企業をあらわす際の適切な表現方法は「当社」や「弊社」です。
適切な言葉の表現をきちんと使い分けられれば、一般常識のある人と好印象をもってもらえます。
ここでは「御社」と「貴社」の違いについてそれぞれ具体的に解説します。
御社とは
「御社」とは、相手企業をあらわす尊敬語です。
主に、面接や電話口など、話す際に会話中で使用される表現方法です。
会話の最中では、「御社」を使用すると覚えておくと良いでしょう。
使用例(面接にて)
①これまで培ってきた部活動でのリーダー経験を活かして、御社で営業職として働き、売り上げに貢献したいと思っております。
②インターンシップを通じて御社の理念に共感し、「ぜひここで働きたい」と思い、この度応募いたしました。
貴社とは
「貴社」とは、相手が会社である場合に使われる尊敬表現です。
エントリーシートやメールなど文中で使用される表現です。
文章に書くときには、「貴社」を使うと覚えておきましょう。
会話中に「貴社」と使用することは間違いではありません。
しかし、同じ発音をする言葉で「記者」や「汽車」などがあり、場合によっては相手が解釈を間違えてしまう可能性も考えられます。
そのため、「貴社」という表現は書き言葉で使用するのが適切です。
使用例(エントリーシートにて)
①これまでの経験を貴社で活かしていきたいと思っております。
②貴社の指示に従います。
間違えてしまうとどうなるのか
エントリーシートに「御社」と記載してしまったからといって、それを理由に選考から外されることは少ないでしょう。
しかし、企業によっては一般常識やマナーがないと判断され、マイナスなイメージをもたれてしまう可能性もあるため注意が必要です。
また、話すときに「貴社」を使ってしまうと、同じ発音をする「汽車」や「記者」などの言葉と間違われてしまう可能性も考えられます。
そのような誤解が生まれないようにするためにも、適切な言葉の表現方法を知っておく必要があるでしょう。
適切に使い分けられれば語弊を生むこともなく、企業から見たあなたの印象がアップします。
エントリーシートで重要なのは第一に内容ですが、一般的な文章マナーがしっかりできていれば、ライバルと差をつけることも可能です。
電話を折り返す際のマナー
電車やバスなどに乗っているときや病院へ外出中など、企業からの電話に出られない場合もあるでしょう。
電話を折り返す際のマナーについて確認しましょう。
電車やバスに乗っている場合
電車やバスなど公共機関を利用している場合、無理に電話に出るのは控えておきましょう。満員電車などで話し始めると、ひんしゅくを買ってしまいます。留守番モードに切り替えた上で次の駅で下車をしてすぐに折り返すとよいですね。
相手の用件をあなたが間違えて認識している可能性がありますので、必ず復唱して確認しましょう。
折返しをする際は、電話の冒頭で折り返しをした旨を伝えることを忘れずに行いましょう。
相手方の企業内で、電話をかけた人物を特定できるだけでなく、スムーズに会話をつなぐことができます。
また、担当者に替わったら、先ほどは電話に出られなかった旨を謝罪します。
細かな気配りをしておくことで、担当者にあなたが「配慮ができる人物」であると印象づけることができます。
電話をかけるときの言葉遣いに注意
電話をかける際は、まず名乗る必要があります。
企業パンフレットなどに掲載されている情報は、代表の電話番号である場合が多いため、あなたのことを知っている人事部に直接つながるとは限られません。
そのため、電話の冒頭ではっきりと自分のことを名乗るようにしましょう。
その際、「もしもし」というようなカジュアルな話し方ではなく、
「お忙しいところ、恐れ入ります。〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。〇〇様はいらっしゃいますでしょうか。」
というように自分を特定して相手方にわかりやすいように名乗ってから担当者を呼び出ししましょう。
話をする際は、言葉遣いにも気を付けます。
注意しておきたい言葉を確認しましょう。
言葉遣いの例
会社 → 御社
ボク、私 → わたくし
この前は → 先日は
あとで → 後ほど(のちほど)
〇〇といいます → 〇〇と申します
着信があったので → お電話をいただきましたので
どうでしょうか → いかがでしょうか
よいですか → よろしいでしょうか
届いていますか → 届いておりますか
電話をかけてください → お電話をいただけますでしょうか
ごめんなさい → 申し訳ありません
このような言葉遣いを身に着けておくことで、スマートに話しかけることができます。
相手に好印象を与えられるでしょう。
機械エンジニアにおすすめの転職先6選!転職成功のコツも紹介します
現職で機械エンジニアとして活躍している方の中には、スキルを活かしてさらなるキャリアアップを目指している方もいるのではないでしょうか。実際に転職を検討していると、どのような職を選べばよいのか迷いがちです。
そこでこの記事では、機械エンジニアからのキャリアアップを検討している方におすすめの転職先を紹介します。転職を成功させるために意識したいコツについても解説するため、ぜひ今一度チェックしておくとよいでしょう。
自分のスキルや経験を活かせる転職先を知ることで、思い描いているキャリアパスを実現しやすくなります。
機械エンジニアの転職事情は?
機械エンジニアとして働いていると、開発コンセプトの策定や基本設計、詳細設計など多様な業務に携わります。実務経験を通じて培った知識やスキルは、転職市場において高く評価されるでしょう。特に評価が高いスキルの一例は以下のとおりです。
企画・設計スキル
CAD・CAM・CAEなどのツールを使用するスキル
ヒューマンスキルをはじめとしたポータブルスキル
これまでの経験や知識を活用すれば、上流工程へのキャリアアップや別タイプのエンジニアを目指しやすいでしょう。製造業にはさまざまな分野があるため、自分が携わりたい分野を明確にしたうえで転職先を選ぶことをおすすめします。
機械エンジニアからの転職でよくある理由
機械エンジニアからのキャリアアップを考えている場合、自分がなぜ転職したいと思っているのかを明確にすることが大切です。転職理由を明確に掲げないと、途中で目的がずれて転職してから後悔することにつながりかねません。
ここでは、機械エンジニアから転職するときによくある理由を3つ紹介します。自分の転職理由がこれらに該当する場合は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
1.キャリアアップを実現したい
働いているうちに、より上流工程を担当するエンジニアやマネジメント層などにキャリアアップしたいと思うこともあるのではないでしょうか。機械エンジニアとして働き続けるのではなく、キャリアアップを実現するための転職はよくあります。
上級エンジニアを目指すキャリアアップだけではなく、異職種や異業種に転職するキャリアパスもあります。キャリアアップやキャリアパスを検討している方は、自分が目指す方向性を定めたうえで転職活動に取り組みましょう。
2.ワークライフバランスを改善したい
企業によっては、残業や休日対応が頻繁に発生して激務に陥ることがあります。機械エンジニアという職種に不満を感じていない場合でも、ワークライフバランスを改善するために転職を検討する方もいるでしょう。
この理由で転職する方は職種自体には不満がないため、転職先の勤務時間や通勤にかかる時間、残業の量が重要なチェックポイントです。注目しなければならないポイントを見失わないように注意しましょう。
3.やりたい分野の設計に携わりたい
機械エンジニアといっても、企業によって携わる機械の種類が異なります。家電をメインとする企業もあれば、自動車や船舶などの輸送用機器を製造している企業もあるなど多種多様です。プラントや航空宇宙産業など、スケールが大きいものを手がけているところもあります。
そのため、自分がやりたい仕事に携われていない場合は、本当にやりたい分野に携わるために転職を検討することもあるでしょう。
機械エンジニアが転職先を選ぶときのポイント
実際に転職する段階になったら、ミスマッチを防ぐためにも転職で重視するポイントをはっきりさせ、注意深く企業を選ぶことが大切です。しかし、どのようなポイントに注目すればよいのか分からないと感じている方もいるのではないでしょうか。
ここでは、転職を検討している機械エンジニアが注目したい2つのポイントを解説します。自分に合った転職先を探すためにも事前にチェックしておくとよいでしょう。
転職先に求める条件を明確化する
同業他社に転職する場合でも、異業種を目指す場合でも、転職先に求める条件を明確にすることが大切です。明確化するとよい条件の一例には以下のようなものがあります。
自分がやりたい仕事
実現したい年収水準
勤務地
勤務時間などのワークライフバランスに直結する要素
これらのうち、重視する点、妥協してもよい点を明確にしておくとよいでしょう。そのように考えることで転職活動の軸をはっきりさせ、途中で目的を見失うことを防げます。
自分のスキルレベルや経験にマッチした企業を選ぶ
同業種に転職してキャリアアップしようと考えている方もいるのではないでしょうか。しかし、機械設計にも多種多様な分野があり、それぞれ求められるスキルや経験が異なります。
キャリアアップを実現するには、自分がこれまで積み重ねてきた経験や習得したスキルを高く評価してくれる分野を選択することが大切です。スキルレベルや経験を客観視し、キャリアアップできる道を探すとよいでしょう。
機械エンジニアにおすすめの転職先6選
機械エンジニアの経験を活かせる転職先は多数存在します。実際に転職するときには、自分が転職において何を重視するのかを明確にし、どの職種を目指すか検討しましょう。
ここでは、機械エンジニアの経験を活かせる転職先を6種類紹介します。それぞれの職種がどのような方におすすめなのかも解説するため、ぜひご参考ください。
1.同業他社の機械エンジニア
機械エンジニアという職種そのものに不満はないものの、在籍中の企業が提示している待遇に不満を感じている方もいるでしょう。そのような方は、同業他社に機械エンジニアとして転職するのがおすすめです。
同じ機械エンジニアであれば、これまでに培った経験やスキルを活かせます。年収アップや待遇改善、ワークライフバランスの改善を実現しやすい道といえるでしょう。
同業他社に転職する場合は、企業を選ぶときに自分が保有しているスキル・経験をどの程度高く評価してくれるか、応募予定の企業文化がどのようなものかをチェックすることでミスマッチを防ぎやすくなります。
2.機械系の他職種
設計職や製造職、開発職をはじめとした機械系の別職種へ転職する道も開かれています。機械系の職種であれば、これまでの経験やスキルの一部を活かせるため比較的転職しやすいでしょう。
ただし、設計職から開発職に転職する場合など、職種が変わると新たに学ぶことも増えます。新たな職種でキャリアを積む必要がある点も意識しておくとよいでしょう。機械エンジニアにやりがいを感じられなくなったときや、ミスマッチに悩んでいるときに向いている選択肢のひとつです。
3.CADオペレータ
機械エンジニアとして設計業務に携わっている場合、CADを頻繁に使用します。図面を作成するのに2DCADを使用し、モデリングするときには3DCADを使用するのが一般的です。これらの経験を通じて習得したCADのスキルを活用し、CADオペレータに転職するのもよいでしょう。
CADオペレータは製造業や建設業、土木業など、さまざまな分野で活躍しています。自分が携わりたい分野を明確にしたうえで、CADオペレータの求人を探すのがおすすめです。
4.セールスエンジニア
企画・開発・設計の経験を活かしてセールスエンジニアにキャリアチェンジする道も存在します。セールスエンジニアは「エンジニア」という名称が付いていますが、顧客に技術的な内容を伝える営業という側面が強い職種です。
クライアントと交渉したり、追加要望を開発チームに伝えたりするのが主な仕事になります。製品を納品した後のアフターサポートに携わるケースもあります。業務をスムーズに進めるには、エンジニアとしてのスキルや知識だけではなく、営業職としての適性も必要です。
5.上級機械エンジニア
機械エンジニアの経験を活かして上流工程にステップアップしたい方は、上級機械エンジニアを目指すとよいでしょう。上級機械エンジニアは製品の開発・設計・生産の全工程に携わり、ユーザーと生産企業双方のメリットが大きい製品を製作するのが主なミッションです。
開発プロジェクトのマネージャーとして活躍するケースも多く、企画・設計職としてのスキル以外にマネジメントスキルやリーダーシップも求められます。転職のハードルが高いものの年収アップを実現しやすく、キャリアアップを目的とする方におすすめです。
6.上級機械設計エンジニア
キャリアアップして設計職のスペシャリストを目指す場合、上級機械設計エンジニアを目指すとよいでしょう。上級機械設計エンジニアは、産業用機器やプラントをはじめとした専門的な機械を設計するのが主な仕事です。
上級機械エンジニアは企画から製造までに携わりますが、上級機械設計エンジニアは設計を専門としています。名称は似ているものの携わる分野が異なるため、自分がどちらを目指すのかを明確にしましょう。上級機械エンジニアと同様にチームのリーダーになることが多く、マネジメントスキルやリーダーシップが求められます。
機械エンジニアからの転職を成功させるためのポイント
機械エンジニアからの転職を成功させるには、押さえておきたいポイントが複数存在します。自分が望むキャリアパスを実現するためにも、ここで紹介する5つのポイントを事前にチェックしておくのがおすすめです。
エンジニアは技術を活用する職であるため、スキルアップが欠かせません。自分が特に磨かなければならないスキルが何かを吟味し、継続的な学習に取り組みましょう。
機械エンジニアとしてのスキルを磨く
同業他社への転職を考えている方も、上流工程へのキャリアアップを考えている方も、機械エンジニアとして求められるスキルを磨くことが大切です。これらのスキルを磨くことで自分の市場価値を高め、転職を成功させやすくなるでしょう。特に意識したいスキルには、以下のものがあります。
基本的な設計スキル
CAD/CAM/CAEのスキル
発想力
機械系の職種として活躍するには、これらのスキルが欠かせません。継続的な学習に取り組み、総合的にスキルアップを目指すとよいでしょう。
IT関連の知識やスキルを学習する
機械関連の職種であっても、IoTやAIの発展に伴ってIT関連のスキルが求められる傾向があります。コンピュータや通信機能を搭載した製品も数多く存在しており、IT技術は今後ますます重要になるでしょう。
そのような傾向があるため、IT関連のスキル・知識を有する人材の市場価値が高まっています。自分の価値を高めて転職先の幅を広げることにもつながるため、ハードウェアやソフトウェア、プログラミングなどのIT関連知識を学ぶのがおすすめです。
マネジメントスキルを習得する
上級機械エンジニアや上級機械設計エンジニア、プロジェクトマネージャーなどの上流工程を目指す場合は、マネジメントスキルが欠かせません。マネジメントスキルは管理能力とも呼ばれ、経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)を適切に運用するスキルの総称です。
プロジェクトにおいて目標を定め、期日までに完遂するには適切なマネジメントが不可欠です。上流工程に携わるようになるとプロジェクトのリーダーとして働くことも多いため、マネジメントスキルを磨いてリーダーシップを発揮できるように意識しましょう。
ポータブルスキルを磨く
機械系の職種で求められる専門的なスキル以外にも、一般的なビジネススキルをはじめとするポータブルスキルを培うことも重要です。ポータブルスキルにはコミュニケーションスキルや交渉力、課題解決力、ロジカルシンキングなどが含まれ、どのような転職先を選ぶとしても必須です。
プロジェクトを進めるうえで連携するエンジニアやクライアント、社内の別チームと調整したり交渉したりするケースも多いでしょう。
外国語を学ぶ
製造業を営む企業には、国外に支社や工場を設置しているところが多数存在します。そのような企業に転職する場合、外国語のスキルを高めておいたほうがよいでしょう。
専門的なスキルに加えて高度な外国語スキルを習得すれば、国外の拠点や工場で働く道が開けるケースもあります。キャリアの幅を広げることにもつながるため、外国語を学ぶのはおすすめです。
機械エンジニアとして働いていると、企画・設計・開発スキルやCAD関連のスキルを習得できます。キャリアアップや待遇改善を目的として転職を考えている方は、これらのスキルを活かせる職種を選ぶとよいでしょう。
しかし、自分ひとりで転職活動に取り組んでいても、どのように進めればよいのか不安に感じることもあるでしょう。
就活で不採用にならないための電話の受け方を徹底解説!
就活ではどんな業界であってもインターンシップの応募や面接の申し込みなどで企業と電話のやり取りは必ず行わなければいけません。
しかし、就活を始めるまでは、友達や家族とばかりでビジネスとしての電話対応をしたことはなかったと思います。
そのため、就職後のことも考えて、しっかりと就活中に学んでおく必要があります。
電話をかける前のマナーとは
就活中に企業側と接することと言えば、大きなものは面接です。しかし、面接以外にも盲点となっているのが電話でのマナーです。
たとえば、面接時間の確認や応募、人事担当者への個人的な連絡など、企業側に電話連絡をすることがあるでしょう。
慣れない電話で緊張するかもしれません。しかし、あなたの電話での発言が企業側から注目されているのです。
そのため、電話連絡をする際のマナーを対策しておく必要があります。電話の掛け方や受け方の流れは決まっているので、その流れに沿って詳しく紹介していきます。
電話をかけるときは、あらかじめ電話連絡する環境にも気を使っておきましょう。
場所
電話だからと言って、相手のことを気にせずどこでもかければよいものではありません。
騒がしい街中の雑踏や電車の中などは問題外です。
静かで落ち着いており、雑音が入りにくい場所で電話をかけるようにします。
メモ帳、筆記用具の準備
電話をするにあたっては、相手から伝言を受けることもあります。
時間や場所の約束など、大切なことを書きとめて置けるようにメモ帳やペンといった筆記用具も用意しておきましょう。
あらかじめ話す内容をまとめておく
あなたは時間を取って電話をする側であっても、電話を受ける相手方は仕事の最中かもしれません。相手の時間を過分に奪わないためにも、電話をかける前に話す内容や手順をまとめておきましょう。